【やさしいC#】lesson2.3 文字と画像

C#

文字列を表示する

  ウィンドウを作成してみましたが、プログラムを作成するにあたって、これだけはもの足りないことでしょう。ウィンドウ上では、文字や画像を表示したり、ユーザーがクリックするボタンを表示することが必要となってきます。
  C#の開発環境では、ウィンドウ上でよく使われるグラフィカルな部品も、クラスとして用意しています。ウィンドウを構成する部品は、コントロール(Control)と呼ばれています。
  そこでまずはじめに、ウィンドウ上に文字を表示する機能をもつ、ラベル(Label)と呼ばれるコントロールを使ってみることにしましょう。次のコード入力してみましょう。

using System.Windows.Forms;

namespace lesson2
{
    class sample3
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            Form fm = new Form(); //フォームを作成します。
            fm.Text = "ようこそC#へ!"; //フォームのタイトルを設定します

            Label lb = new Label(); //ラベル作成します
            lb.Text = "C#をはじめましょう!"; //ラベルのタイトルを設定します。
            lb.Parent = fm; //ラベルをフォームに載せます

            Application.Run(fm); //フォームを指定して起動します
        }
    }
}

Label lb = new Label(); //ラベル作成します
lb.Text = “C#をはじめましょう!”; //ラベルのタイトルを設定します。


lb.Parent = fm; //ラベルをフォームに載せます

画像を表示する

  今度はさらに別のコントロールを使ってみることにしましょう。画像を表示するコントロールである、ピクチャボックス(PictureBox)を使ってみることにします。
  また、今度のプログラムでは、「System.Drawing」の参照を追加することが必要になります。

using System.Windows.Forms;
using System.Drawing;

namespace lesson2
{
    class sample4
    {
        static void Main(string[] args)
        {
            Form fm = new Form(); //フォームを作成します。
            fm.Text = "ようこそC#へ!"; //フォームのタイトルを設定します

            PictureBox pb = new PictureBox(); //画像を読み込むピクチャボックスを作成します
            pb.Image = Image.FromFile("E:\\099_Technology\\C#\\csharp\\csharp_train\\lesson2\\google.JPG"); //画像を読み込みます
            pb.Parent = fm;

            Application.Run(fm); //フォームを指定して起動します
        }
    }
}

実行画面

ピクチャボックスに画像を表示するには、ピクチャボックスのImageプロパティに画像を設定することが必要です。ここでは次のように設定を行うことにしましょう。
pb.Image = Image.FromFile(“E:\099_Technology\C#\csharp\csharp_train\lesson2\google.JPG”); //画像を読み込みます

フォルダの区切りである\は\\と表します。C#では\記号をそのままでは認識することができません。\記号に気を付けて確かめてみてください。\\のように、コードの中では特殊な文字を使う場合があります。このような特殊な文字はエスケープシーケンス(escape sequence)といいます。

エスケープシーケンス意味している文字
\a警告音
\bバックスペース
\t水平タブ
\v垂直タブ
\n改行
\f改ページ
\r復帰
\’
\”
\\\
\0null
\uhhhhまたは\Uhhhh16進数hhhhの文字コードをもつ文字

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