型の仕組みを知る
それぞれのプロパティには、代入できる値の種類が決まっている。
lb.Top = 100; //数字をあらわします
lb.Text = “よこそう”; //文字列をあらわします
このような値の種類は型(type)と呼ばれています。C#の主な型には、次のような種類があります。
種類 | 型名 | ||
---|---|---|---|
値型 | 整数 | 符号つき8bit整数 | sbyte |
符号なし8bit整数 | byte | ||
Unicode文字 | char | ||
符号つき16bit整数 | short | ||
符号なし16bit整数 | ushort | ||
符号つき32bit整数 | int | ||
符号なし32bit整数 | uint | ||
符号つき64bit整数 | long | ||
符号なし64bit整数 | ulong | ||
浮動小数点数 | 32bit浮動小数点数 | float | |
64bit浮動小数点数 | double | ||
文字列 | string | ||
論理(true/false) | bool | ||
参照型 | クラス | ||
ポインタ型 |
原則として異なる型のプロパティには、別の型の値を代入することはできませんのでご注意しておいてください。
変数で値を扱う
さて、C#では、プログラムの中で自分で型を指定し、必要な種類の値を一時的に格納しておくことがあります。このしくみを変数(variable)といいます。
using System.Windows.Forms;
using System.Drawing;
namespace lesson3
{
class sample3
{
static void Main(string[] args)
{
Form fm = new Form(); //フォームを作成します。
fm.Text = "ようこそC#へ!"; //フォームのタイトルを設定します
int w = 100;
PictureBox pb = new PictureBox(); //画像を読み込むピクチャボックスを作成します
pb.Image = Image.FromFile("E:\\099_Technology\\C#\\csharp\\csharp_train\\lesson2\\google.JPG"); //画像を読み込みます
pb.Top = w; //変数に代入された値を利用しています
pb.Parent = fm;
Application.Run(fm); //フォームを指定して起動します
}
}
}
実行画面
構文:変数の宣言
型 変数名;
int w;
構文:変数への代入
変数名 = 値;
w = 100;
構文:変数の初期化
型 変数名 = 値;
int w = 100;
オブジェクトでクラス型の値を扱う
Form fm; //クラス型の変数(オブジェクト名)を宣言し…
fm = new Form(); //オブジェクトをfmで扱えるように代入しました
Form fm = new Form(); //クラス型の変数をオブジェクトで初期化しています
オブジェクトはクラス型の変数である。
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