日本のIT現場の課題一覧

日本IT現場の話

単純体力作業をやっている人が多い

  • 単純手作業しているPMOがよくいる。それは苦労するね
  • 入力不備などのチェック作業も手作業でチェックしている
  • 一本指でタイピングするエンジニア?がいる。
  • テスト仕様書作成に本当に1ケース1ケース作っている場合が多い。(自動生成しない)
  • 探索テストや回帰テストが自動化できていない
  • リグレッションテストも自動化テストできている現場はあったことがない

業界人材のむらがある

  • 中国人の場合は日本語専門の人がいる。専門知識がないのに、いきなり上流設計をやらしている。構文も分からずに実現性も分からないまま設計できるのか。設計は文章を書くことではなく、厳密なロジックを記載すること。こういう設計書を作ってしまうとシステムはボロボロです。
  • 中国人の場合、日本語コミュニケーションできないプログラマーがいる。プログラマーって本当にコミュニケーション不要でしたっけ。そうではない!専門知識がない人たちが設計書を作ってるから、その通りに実装するとシステムがボロボロになるのが決まっている。プログラマーもコミュニケーションと設計できる人に目指しましょう。
  • 詳細設計と実装が別の人で担当しているケースがある。しかも、別の会社で担当している。ここよく起きる問題は責任範囲が不明確です。実装の責任範囲は詳細設計通りであれば、問題なし。詳細設計ってすべての実装ケースを網羅できるはずがない。考慮不足の詳細設計の場合が多い。
  • ドキュメントにまったく興味がないプログラマーがいる。どういうふうに直したか?聞くとソースの変更箇所しか返事が来ない。いきなりソースですよ。一般的な考え方の説明がない。このタイプの人は各工程の成果物の整合性に問題がある傾向性が高い。
  • 日本人の場合、文系や商社など出身のまったく専門知識がない人も現場で働いてる。文系出身のできる人もいるが、ここで言ってる人は理系の考え方を向いていない人達です。

Excelでプロジェクト管理している現場が多い

なんでいまだにExcelでプロジェクト管理している。私は理解できない。効率が悪すぎです。

  • タスクと進捗がリアル可視化ができてない。(いろなExcelのデータ収集ができていない)
  • ファイル共有するとロックされる。(楽観排他)
  • ファイル共有しないと更新が待たないといけない。(悲観排他)
  • Excelファイルが急に消えたとかよく発生する。(リスク管理の一環として定期バックアップ)
  • どうしてJIRAやBacklogなどのプロジェクト管理ツールを使わない?自社ではないから?これらのツールを使えば、行ロックで済むからファイルロックと更新待ちは不要です。
  • 残課題もExcel管理だから、知ってる人は知ってる、知らない人は残課題を認識していない。プロジェクトデータを一元管理しない問題だ。
  • 設計書はExcelで作成している。履歴はどうやって残す?色付けして、削除は取り消し線、レビューと納品は2重作業が必要です。レビューの時はどこ直したか分かるように色付けや取り消し線をちゃんと残して、レビューが終わったら、納品作業を実施し、色を消して、取り消し線の箇所は物理削除にする。手間かけてない? これってリリース用のソースにデバッグソース削除と一緒ではないでしょうか。デバッグソースを消す場合、コンパイルスイッチでON/OFF切り替えだけ終わるもんですよ。

受入不十分

  • 一次ベンダーの成果物を受入が不足しすぎる。一次ベンダーの横に少人数のテストチームを設けるべきだと認識している。自動化テストツールの設計と一時受入の協力と品質監視のポジションを体制上構築すべきです。
  • 受入作業に手配できる要員が足りない。
  • 各開発プロセスの成果物をしっかりレビューしているわけではない。
  • 業務知識はあるが、ソースコードが読めない人が結構いる。どうやって受入を実施する。コンサル系の会社には弱いところですね。
  • 開発工程を監視しないと、結合テストでバグ検知の場合は前工程で検知した場合と比べるとコストが何倍、何十倍になる。

設計書の修正が追いつかない

バグがあったときに、先行でソースを修正して、設計書修正は後回しにして、テストが完了したら、先にリリースしましょう。設計書修正は品質向上活動で実施しましょう。っていうのがよくありますよね。結局、品質向上活動になったら、当時担当していた人が誰もいなくなって、背景が知っている人がさえいなくなった。どんどん同じことが起きて、ベンダーの入れ替えや要員の入れ替えによって、設計書に書いてる内容が正にしてしまい、ソースを直し、デグレードも起きる。

この循環をして置ければ、プロジェクトはいつまでも終われない。計画したコストよりも大幅に超え、コスパが悪くなり、企業経営も苦しくなるし、社会もうまく回れなくなる。最終的には国の経済成長と国民生活の豊かさも繋がる。

プロジェクトメンバー全員のタスク負荷が把握できていない

  • ベンダー会社が多く、各社のメンバーのタスク負荷が把握できない。
  • 同じプロジェクトなのに、暇な人がいるし、バタバタしている人もいる。タスク分散管理ができていない。
  • 来月のタスクしか見えていない。一部は来月のタスクが見えてないのに、要員を適当に確保して、推進している。

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